モンテッソーリ教育では「敏感期」というものがあります。
これは、この乳幼児期にしか現れないもので、ある一定の期間
ある特定の事柄に強烈に興味を持ち、吸収する時期のことを言います。
こちらのお子さんは「運動の敏感期」が現れています。
公園にある少しの起伏ですが、こちらのお子さんは
何度も何度もその起伏を登り降りするのです。
皆さんも経験ありませんか?
お子さんが階段や段差を何度も登ろうとする時期を。
大人は危ないからやめて欲しいと思うのですが、そんな大人の
気も知らず何度も階段を登ろうとする時期。
「やめて」と何度言っても聞かない、ティッシュを延々と出す時期。
これを「運動の敏感期」といいます。
そしてその繰り返しの時期は気づけばいつの間にか
なくなっていませんでしたか?
敏感期は一定の時期にしか現れないのです。
これは身体がその運動を通して成長をしたいという
欲求から来るものです。
起伏を往復するこのお子さんは、坂道を登り降りすることで
体のバランス(平衡感覚)(調整力)を養っています。
このように繰り返すことには必ず意味があります。
ただの子どものイタズラとは思わずに
時にはお子さんを見守って「敏感期」という言葉を
思い出してみてくださいね。